フライパン
まず本体素材・仕様だけで、大きく分けて 以下の3タイプが存在します。
T、鉄フライパン シリーズ
(本体に鉄板を使用、「サビ防止塗装のみ」で「機能性コート」はなし)
U、アルミフライパン セラミックコーティング シリーズ (アルミ本体 + セラミックコート)
V、アルミキャストパン シリーズ ※廃番品
(アルミ本体 + フッ素コート)
さらに「T、鉄フライパン」の中でも、以下の4種類の仕様が存在します。
・鉄フライパン ※廃番品
・鉄フライパンファイバーライン ※廃番品
・鉄フライパンマグマプレート
・鉄フライパンダブルファイバー窒化加工
※ 上記4種のフライパンシリーズは、ふたを共用できるよう設計されています。
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※1 焼き込みにて塗装除去後、IH100Vは使用可。IH200Vには底の強度が対応していなく、底が歪む可能性ある為、使用不可としています。
※2 「焼き込み」はガスでのみ可能です。IH調理器で焼き込みはできません。
※3 ブルーテンパ材とは 材質について
※4 ファイバーライン加工について 材質について
※5 マグマプレート加工について 材質について
※6 窒化加工について 材質について
「 製品カタログ」にて、鉄フライパンのサイズをご確認いただき、お持ちの製品と比べてみてください。
<サイズ表記の見方>
W(幅)/横から見て鍋の端からハンドルの先端までの長さ
D(奥行)/上から見て、両端の注ぎ口、端から端までの長さ
H(高さ)/底からハンドルの先端までの高さ
(例)上からフライパンを見て、両端の注ぎ口、端から端までの長さが21.8cmのフライパンの場合。
D(奥行)が21.8cmの製品は、製品カタログでサイズを確認すると、鉄フライパン18cmになります。(鉄フライパン18cmサイズ W338×D218×H70)
鉄フライパン18cmに合うふたをお求めください。
(修理・交換についてはこちら)
「鉄フライパン」にのみ、必要です。
※「鉄フライパンファイバーライン」「鉄フライパンマグマプレート」は、サビ防止塗装の塗料が異なる為、必要ありません。
焼き込みについては、製品ケア情報をご確認ください。 ※この作業は「鉄フライパン」の「クリア塗装(錆び止)」を取り除くための作業です。
尚、IH調理器では、クリア塗装の塗料が調理器に付着し 取れなくなる可能\性があるので、IH調理器での焼き込みはお避けください。
焼き込みについて画像付きで解説しています。
「鉄フライパン」・「鉄ファイバーラインフライパン」・「鉄マグマプレートフライパン」が鉄フライパンに該当します。
材質が「鉄」である以上、他に市販にされている「鉄フライパン」同様、お手入れの仕方によっては、「錆びる」ことは避けられません。ですが、「鉄」は「アルミ」や 近年の「機能性塗装」よりも
はるかに丈夫でタフな材料ですので、お手入れする事によって、長くご愛用いただけます。
※ 鉄フライパンとは、本体が鉄で、表面にフッ素やセラミックコート等の「焦げ付きにくい」等の機能を目的とした塗装を施していないフライパンを指します。
(鉄フライパン・鉄フライパンファイバーライン・鉄フライパンマグマプレート 共通)
鉄は大変サビやすい為、フライパン本体全体を 油で覆っていないとすぐに錆びてしまいます。その為、普段は都度 洗剤では洗わず、お湯や水と「亀の子タワシ」や「ササラ(鉄製フライパンや中華鍋用の専用の洗浄道具で、箸のように切られた竹を束ねたものです)」で汚れを洗い流した後、「遠火」(コンロのごく弱火に空の状態でのせ、水分を蒸発させる作業です)にかけて乾燥させてから、保管される事をお勧めします。
尚、汚れが激しく、洗剤を使用した場合は、表面に染み込んでいた油も流されてしまい、極めて錆びやすい状態になりますので、上記の「遠火」にかけた後、全体に油をキッチンペーパー等で薄く塗ってから保管してください。
こちらのページで解説していますので、参考にしてください。(鉄フライパンのお手入れ)
(鉄フライパン・鉄フライパンファイバーライン・鉄フライパンマグマプレート 共通)
鉄の表面が、焦げ付き等と一緒に剥がれて、鉄の素地が露出したものです。
鉄の本来の色は「銀色」ですが、柳宗理の「鉄フライパン」「ファイバーラインフライパン」はブルーテンパ材を採用している上、サビ防止塗装を重ねていますので、通常は黒色〜青色に見えます。しかし、ご使用されているうちに 焦げ付き等の何らかの理由で、その表\層が剥がれて、素地の銀色が見えてしまう場合があります。
しかし、そのままご使用になられても 鉄である事に変わりはありませんので、健康上問題になるような事は一切ありません。また、剥がれた部分とその周囲で、油の染み込みに差が生じる為、若干焦げ付きやすくなる場合がありますが、その際は油を多めに調理いただけますよう、お願い申\し上げます。
尚、どうしても気になる場合は、鉄フライパンは「再焼き込み」を行っていただく事で、初期に近い状態に戻せます。(再焼き込みについて)
(鉄フライパン・鉄フライパンファイバーライン・鉄フライパンマグマプレート 共通)
無理に硬いモノで削り取ろうとすると、鉄の表面にキズをつけてしまいます。またキズが入ると、キズに食材のカス等が残ってしまう為、キズの部分から焦げ付き易くなります。そこで、焦げ付いた際は、無理に削り取ろうとせず、まずは水を底から1cm程の深さまで入れ、お湯を沸かして焦げ付きをふやかしてから、取り除いてください。
また ご使用の際には、フライパンを十分に熱し、その後フライパンを適切な温度に調整してから油を投入し、食材を入れてください。フライパンが冷たいうちに油を入れ、一緒に加熱していくと、油が過熱されてベタベタ油に変質してしまい、焦げ付きの原因となることもございますのでご注意ください。
(鉄フライパン・鉄フライパンファイバーライン・鉄フライパンマグマプレート 共通)
鉄フライパンは一度焦げ付かせてしまうと、目には見えなくとも、焦げ付きの成分が残ってしまい、それが次にご使用になられた際の焦げ付きの元となってしまう場合があります。そのような時は、一度表面を研磨して焦げ付きの元となる成分を取り除いてください。
方法としては、まず金属タワシや焦げ付き落し用の研磨材スポンジを用いて、表面を研磨し鉄の素地である銀色を露出させます。
また、焦げ付きが激しくなってきたりサビを生じた場合は、表面の研磨後、「再焼き込み」をすることをお勧め致します。
(鉄フライパン・鉄フライパンファイバーライン・鉄フライパンマグマプレート 共通)
亀の子たわしなどで取れない場合は、クレンザーや金属たわし等で サビや汚れをきれいに取り除いてください。銀色の材料色が見えるまで磨いても構いません。その後こすり落としたクズ等を洗い落とし、油をよく馴染ませてください。
「ブルーテンパ材」とは、一般的な産業用鉄板に対して、表面に特殊な熱処理を施して、一般的な鉄板よりも油を馴染み易くした、フライパン用に開発された鉄板です。熱処理の結果、表面が薄青色になる為、この呼び名が付いています。
「鉄フライパンファイバーライン」に施されている表面加工です。
ファイバーライン加工はブルーテンパ材の表\面に「ファイバー(繊維)状の凹凸」を浮き立たせ、そこへ表面保護のための黒色酸化皮膜、さらにその表面にはシリコン樹脂塗装を施した特殊加工です。食材とランダムな点で接触し、油なじみも良いのでこげつきやこびりつきを防ぎます。また、お使い始めの際は本体が油になじんでいないため金属タワシで擦ると表面の一部が白くなる場合がございますが、問題ありませんのでご使用後にうすく油を塗るお手入れを継続してご使用ください。
「鉄フライパンマグマプレート」に施されている表面加工です。中面と側面外側の両面に施されています。
マグマプレート加工はブルーテンパ材の表裏両面に南部鉄器風の凹凸を浮き立たせ、表面保護のための黒色酸化皮膜、さらにその表面にはシリコン樹脂塗装を施した特殊加工です。食材とランダムな点で接触し、油なじみも良いのでこげつきやこびりつきを抑えます。また表面積が増えたことで、より多くの熱を受け、素早く食材を加熱します。鉄ならではの耐久性があり、強火調理や金属製ツールの使用などハードな使い方も可能です。
柳宗理「鉄フライパン ファイバーライン」「鉄フライパン マグマプレート」の材質は鉄で、非常に錆びやすいものになりますので、工場で生産後、お客様のお手元に届くまでの錆び防止処置として“シリコン焼き付け塗装”を施しております。これは
焦げ付き防止のための塗装ではありません。
この塗装は、“フッ素コート”や“セラミックコート”等の追加効果(焦げ付き防止効果等)を目的とした『機能性塗装』ではない、あくまで中間処理ですので、“塗装が取れたら、使えなくなる”ということはありません。
錆び止め塗装が取れても、表面の油を切らさぬよう、油を馴染ませてご使用いただければ錆びにくいフライパンになります。
(鉄フライパン・鉄フライパンファイバーライン・鉄フライパンマグマプレート 共通)
食器洗浄機で使用すると、表面の油がすべて洗い流されるだけではなく、乾燥時は機内が「高温多湿」の極めて鉄が錆びやすい環境となりますので、絶対に食器洗浄機は使用しないでください。(鉄フライパンのお手入れ)
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